project JAPANELAND

日本の時空間、集めませんか

Project JAPANELAND とは

VR空間上に構築された「JAPANELAND」という２万分の１スケールの日本列島の上に、各地の現実の空間を立体的に再現したワールドを繋げて行こうというプロジェクトです。

日本列島の上を歩く

「JAPANELAND」はVRChatというソーシャルVRプラットフォーム上に「日本列島VR」を元にして作られたワールドで、日本全土の立体地形の上を他のユーザーと共に歩き回れるというワールドになっています。（派生ワールドとして空を飛べる「JAPANELAND SKY」「JAPANELAND NIGHTSKY」というワールドもあります）

関東付近

九州付近

立体化された現実の空間をリンクする

「JAPANELAND」ワールド上には現実の空間を再現したワールドへのゲートを開くためのピンが配置されています。

これらのピンは実際にその空間が存在する立体地形上の該当する場所に置かれています。ピンをクリックすることでゲートが開き、各ワールドへ移動することが出来ます。移動先の各ワールドは作者も内容も異なりますが全て「現実をモデル」にしているワールドです。

龍 lileaさん作「銭洗弁天VR」

lunar eclipseさん作「友ヶ島VR」

空間サムネイル

「JAPANELAND」の特徴として、各ワールドへ移動する前に移動先のプレビューが出来る仕組みがあります。これは各ワールドの3次元的な環境を部分的に転送するようなイメージで、3次元の空間サムネイルとも言えます。

ピンのガラス玉をクリックすると球状の空間が広がります

ポータル（VRChat標準のもの）をくぐってそのワールドへ移動します

時空間を集める

従来は、現実の景観を再現するには手作業による3Dモデリングやレーザースキャン等による３次元データ化が必要で、どちらも大変な手間やコストがかかりました。ところが近年、フォトグラメトリという技術とそのツールが発展し、さらにパソコンの性能向上も相まって比較的簡単に写真から立体データを生成することが可能となってきました。

特殊なスキルや高価な機材がなくとも立体データの生成が出来るようになり、さらに従来はたとえ立体データを作ったとしても平面のディスプレイで閲覧するしかありませんでしたが、近年発展してきたVR用ヘッドマウントディスプレイを使うことでその立体データの世界に「降り立つ」ことが可能となりました。

そうして作られた空間は「その人がその時その場所にいた」そのままの環境が記録されています。

そういう空間を集めたい、また集める場所を作りたい、というのがProject JAPANELANDを始めた動機です。

と、一応プロジェクトの意義っぽいことを書きましたが、元々自分はライフワーク的にいろんな場所の史跡や風景を手作業で立体化していきたいとずっと思っていて、それらの土台にするべく日本列島VRを作ったというのがあります。手作業でなくともフォトグラメトリで出来るようになってきたこともあり、一言で言うと「誰か一緒にやらない？」ということです。